初めに首は取ったら運ぶ物、として初め装具のコーナーの一部として置いていたが、もう少し話を多角的に膨らませて、今回、加筆訂正をして移動させた。
首に関しては実に多くの武家故実が存在する。首の状態で吉兆を占ったりする物から、首実検や、その後の処理、その間の取り扱いの作法と多岐に渡る。しかしそういったものには極力触れない物とする。
何故なら、そういった故実は武家の家々によって多くの流派があり、その他家との差異が一門のアイデンティティを形成していたりもする。これは切りがない。さらには資料として残っている物は、多くが軍学の物であり、これらは太平の世の後知恵である可能性が高い。そして何よりも、そういった武家故実は、このサイトになじまないと考えるからである。
ここでは最前線に立つ兵士達に関わりのある事柄を捜して、まとめてみたいと考えている。その際に、参考になる武家故実や、軍学の資料があれば活用してみたいとも思う。